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どうして貧血の症状がでるの?

伊藤史子

サイト監修:あやこいとうクリニック 伊藤史子先生

酸素を運搬する赤血球の数や質が低下し、血液が薄くなるか酸素運搬能が低下する状態が貧血です。

酸素運搬能が低下すると、動脈血の巡りも悪くなります。その結果、大量の酸素を消費する脳で低酸素状態が生じ、めまい、立ちくらみ、耳鳴りなどの症状が認められるようになるのです。

貧血とはどのような状態のことを言うのか

貧血とは、体内で酸素を運搬する赤血球という細胞の数、もしくはヘモグロビンと呼ばれる、酸素運搬の機能部分の質が低下し、血液が薄くなる、もしくは酸素運搬能が低下する状態を指します。

つまり、人間の運動機能に必要な栄養素や酸素が、体の隅々へいきわたらなくなるということです。

貧血に伴う一般的な症状

体細胞は酸素なくして生きられませんから、貧血=酸素運搬能が低下すると、いわゆる酸欠状態に陥り、直ぐに息切れや疲労感を生じます。

通常では運動が途切れることのない心臓の機能にまで影響が及べば、動脈血の巡りも悪くなり、血圧の低下や頻脈、冷え、血色の悪さを伴うようになります。

また、その活動により大量の酸素を消費する脳も、低酸素に弱いです。体内で一番高い位置に存在することから、頭痛、めまい、立ちくらみ、冷や汗、失神などが生じやすくなります。

細い血管の先にある臓器では、コリ、痛み、しびれ、耳鳴りなどの症状まで認められるようになるのです。

貧血に伴う意外な症状

貧血の意外な症状として、皮膚や粘膜など、外的刺激を受けやすい、代謝の激しい臓器にも影響が出て、傷つきやすく、さらに治りが悪くなるというものがあります。

生理の度に、顔が腫れるほど化膿するニキビや、口角炎を繰り返す女性の方に、貧血が多いのはこのためです。粘膜が弱ることで、しょっちゅう風邪をひくなど、度重なる体調不良の原因になることも…。

また、貧血の方の中には、物を飲み込む(嚥下)の際に、痛みや違和感を訴える方も少なくありません。

粘膜の質の低下から、強い口渇感を訴えたり、冷たい飲物を欲する氷食症タイプもあり、夏でもないのに、やたらに氷を舐めたがったりする場合は、隠れ貧血を疑ってみる価値があります。

貧血の症状を判断するには

貧血の状態を判断する方法として、以下のようなものがあげられます。

  • 『あっかんべー』をした際に、下眼瞼の結膜が白い
  • 薄く反り返った爪が変形している
  • 頭髪が細く、ハリのない縮れた状態になっている

これらはかなり進行した貧血の状態であることの証です。

また、胃潰瘍や痔などの消化管出血や、子宮からの不正出血などにより、徐々に貧血が進行すると、かなり悪化するまで、症状を自覚しにくいことも多いのが実状です。

便に真っ赤な血液が混ざっていれば認識しやすいですが、胃や十二指腸などの上部消化管からの出血では、便が黒っぽくなり、赤ワインの常飲者などでは、見ただけでは判断しにくいものです。

血尿も、見るからに赤の混じった色を呈するものから、顕微鏡で、赤血球が数個確認できるレベルのものまで様々。

こうした状態の判定検査は、大抵の定期検診や健康診断でのスクリーニングには含まれているので、年に一度の検診は、受けて損はありません。

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